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中医学 肝とは?

 

五行論自体は他の方のサイトでもたくさん死ぬほど丁寧に説明されているものが

多数ありますので、そこは割愛いたします。

 

この世の万物はお互いに何らかの関係を持っております。

肝は「血液の貯蔵庫」であり、「精神を安定させる働き」があります。

血液は睡眠中は肝に貯蔵され、活動期には必要なところへ運ばれます。

 

睡眠中はと書きましたが、

先日のジョコビッチの本にも書かれていましたが

臓器によって最も効果的な時間があるのです。

肝は午前1時〜3時がそれに当たります。

その時間を守れず、不規則な生活をしていると

肩こり、月経痛、月経不順の要因になる可能性があります。

他にも肝は

そせつ作用というものがあります

その作用とは

血液を軸に栄養物を体内各所に運びつつ、老廃物を回収し解毒。

チョー重要です!!

ここが鈍ると

血液が滞る「血瘀」が起きて、

・生理痛

・子宮筋腫

・痔

・心筋梗塞

などの血行障害が始まり

・むくみ

・しこり

・消化不良による下痢や便秘

が現れやすくなります。

他にも肝は

靭帯、腱、筋膜などにも関与し、その働きに影響します

肝に負担がかかりすぎると

その影響は

・目

・脾(概ね胃のこと)

に及びます。

日本人は元々島国なので

海の湿に強い影響を受けており、

脾は元々湿に弱い。

だから、ストレスがたまりすぎると

胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのです。

そうなる前に、予防が大事。

みんな同じ薬でいいか?というとそこは漢方は

「証」というものを見ます。

平たく言えば「体質みたいなもの」でしょうか。

まず大きく

実証と虚証に別れます。

よく本には

体格ががっしりしているのが実証

細くて色白で。。とかが虚証

などと書かれているものもあります。

また人によっては

いやいや

病気になった時の反応が強い時

例えば風邪になったとき

高熱がバッとでてスパッと治るのが実証

微熱程度がだらだら続くのが虚証とか

でも何となく分かりますよね?

もうざっくりで

「生命力に溢れているかどうか」

でいいんじゃないでしょうか!

中医学は、五行の場において

多いか不足しているか、めぐっているか止まっているか、余分なものを

持っているかなどを問診等により聞き取り総合判断して診断します

代表的な診断に多いのが

・肝気鬱結

・肝胆湿熱

・肝血虚

・肝腎陰虚

に当てはまる事が多いです。

詳細は次回にまた致します

今日もありがとうございました。

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