ヘルパンギーナは、ウイルス性の感染症。主に「コクサッキーウイルスA群」が原因
「手足口病」
「ヘルパンギーナ」
「咽頭結膜熱(プール熱)」
子どもの三大夏風邪”と呼ばれたりもしますが、
7月前後、それぞれの流行が
ピークを迎えますので、特徴や注意点を確認し、
事前の感染対策に備えましょう。
「ノンエンベロープウイルス」はアルコール消毒剤や熱に対する抵抗力が高いことで知られていますが、最近ではノンエンベロープウイルスにも有効な新しい
代表的なウイルス
ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルス、アデノウイルスなど。
潜伏期間は、3〜6日。
39℃以上の熱が1〜3日つづくと同時に、のどが赤く腫れて小さな水疱がたくさんできます。
水疱は2〜3日でつぶれて黄色い潰瘍になります。
のどの痛みが強いために、食事や飲みものを受けつけなくなることから、
「脱水症状」を起こすことも。
ヘルパンギーナに対する特効薬はありません。口内炎・湿疹に対して
鎮痛解熱薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、
のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。
食べものは、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。
約5日程度で治ります。
保育園などへの登園の目安は、熱や口腔内の水泡がなくなり1日経過
★感染経路をキチンと把握
ヘルパンギーナは、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、
舐めて唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど、手が触れることで感染する
「接触感染」が主な感染経路です。また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、
便から2〜4週間にわたってウイルスが排出されるので、おむつなどの交換後に
汚染された手指を介して感染が広がります。