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コロナ感染後の後遺症 嗅覚障害

今年は例年になく、雨が多い夏となりました。

先日の私のブログにも書かせてもらいましたが、

雨が多いと湿邪に襲われる機会が増えます。

すると脾虚の方はもちろんアレルギーが多い方などは

頭痛(頭重)に襲われて苦しまれている方も多いと思います。

そのような中うまくその湿を捌けたら、まだ良いのですが

室内でストレスをうまく発散できない時は、免疫低下を

引き起こす可能性が高くなります。

最近、免疫低下でよく気になるのが、単なる風邪症状ならまだ

いいのですが、「帯状疱疹」を引き起こす方が増えたと

感じずにはいられません。

兎に角、今大事なことは「自己免疫力」をできうる限り

落とさないことです!!

 

そのためにすること

① 胃を強くする

② 体温をあげる(運動する)

③ 血液を巡らす

 

です!もちろん、人といる時は手洗い、マスク、人混みは

なるべく避けるは必ず守ってください。

 

さて、本題ですが、

コロナ感染後の後遺症として

・嗅覚障害

・味覚障害

 

が起きて非常に苦しんでいる方が居られます。

西洋の薬では難しいので漢方を頼られる方も多いです。

どちらも大事で状況により使い分ける、または複合するというのが

いいと思います。

さて、ここは勿論、医師に相談した上で、漢方にも頼ってみたいと

考える方のために、個人的な対応の見解ですが、少しでも苦しまれて

いる方のお力になれたらと思い、ブログいたします。

 

まず、嗅覚障害

そもそもコロナでなくても風邪の後なる方なども居られます。

ウイルスの侵入が引き金となって一時的に鼻の神経に何らかの

影響を与えているのではないでしょうか?

人間の体は、血液と水分だけが巡っているのではありません。

「気」というものがあってこその巡りが発生します。

「気」=「エネルギー」というわけでありませんが、一番

わかりやすい説明がこうなるかなと浅学な私は考えています。

気というのは常にめぐっています。

それが強度のストレスやふとした拍子に巡りが止まってしまうことが

稀にあります。

よく喉に何か詰まった感じがする、、というのにファイバースコープで

覗いても何もない、腫れてもいない。よくあります。

中医学ではこれを「梅核気」と言われます。

梅干しの種が喉に詰まっているような感覚を例えた言い得て妙な表現です。

話は戻ります。

そのウイルスの影響とこのコロナに対する強すぎる不安感により

気がロック してる可能性があります。

単純に 嗅覚障害 といえば、「当帰芍薬散」やメチコバールが

処方されることが多いです。

それでは何故 当帰芍薬散なのでしょう?

この処方は 「血虚」と「水滞」に対する処方。

つまり、血液(正確には血液ではありません)が不足している

または水分の巡りが悪い可能性がある方に対しての処方となります。

これ以上の深い説明は、お近くのかかりつけ漢方薬局でお聞きしてみて下さい。

勿論、これで治ることも当然あります。

ただ漢方薬局で相談させてもらうなら、

他にもいろいろ話を伺わせて頂き、いろいろ質問等させてもらった上での

決定となります。

先ほどの話に戻り、もし気の巡りの停滞でなっているのであれば

それに沿った漢方を出すことも1つの提案です。

例えば 半夏厚朴湯 とかでもいいかもしれません。

あくまで医師によくご相談の上での判断されますようにお願いします。

味覚障害はまた後日。

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