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漢方の副作用 低カリウム血症

今日は、漢方で起きる可能性のある副作用の1つ低カリウム血症について

芍薬甘草湯のように、多く甘草を含むものを多く長い間取り続けると起こりえます。

⭐️低カリウム血症とは,体内の総カリウム貯蔵量の不足またはカリウムの細胞内への異常な移動によって血清カリウム濃度が3.5mEq/L未満となった状態。最も頻度の高い原因は腎臓または消化管からの過剰喪失。症状として筋力低下や多尿などがあり,重症では不整脈や呼吸困難を生じる可能性がある。

⭐️原因
主に利尿薬(ループ利尿薬、チアジド系利尿薬)、甘草を 多く含む漢方薬(芍薬肝臓湯など)。またプレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイドでも低カリウム血症を惹起しうる

⭐️対策
基本的には医療機関を受診しK製剤で対応となります。
普段からできることとしてまず食事でカリウムを多く含む食品を摂取することが重要です。バナナ、オレンジ、アボガド、豆腐などがカリウムを多く含みます。また、サプリメントも有効ですが、医師の指導のもとで行うようにしましょう。重度な場合は、静脈注射でカリウムを補給する場合もあります

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