• 漢方を通じて地域の健康に貢献します

夜間頻尿

寒くなって参りました。

最近夜間頻尿の相談をよく受けます。

理由は色々ありますが、まずはできることから取り組みましょう♪

⭐️代表的な漢方薬

⭕️腎陽虚(じんようきょ)

冷えが強く、腰や膝がだるい、足が冷たい、夜間頻尿

八味地黄丸(はちみじおうがん)牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

冷えを温めて腎の力を補う。高齢者に多い。

⭕️脾腎陽虚(ひじんようきょ)

下半身の冷え、食欲不振、軟便

真武湯(しんぶとう)

胃腸も冷えているタイプ。

⭕️気虚下陥(ききょげかん)

体力がなく、疲れると尿もれや頻尿が悪化

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

骨盤底筋の力が弱いタイプ。

⭕️肝気鬱結(かんきうっけつ)

ストレスで頻尿・残尿感・尿意切迫

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

精神的緊張によるタイプ。

⭐️養生

冷え対策 下半身を特に温める(腹巻き・靴下・温かい飲み物) 冷たい飲食物を控える(氷入り飲料、サラダなど)

水分摂取の工夫 日中はしっかり摂り、夕方以降は控えめに(就寝2時間前から減らす) カフェインやアルコールは利尿作用が強いので注意

睡眠とリズム 寒さで浅眠にならないよう、就寝環境を温かく保つ 夜間トイレに行きたくなったら我慢せず、安全に移動できるよう灯りを確保

⭐️筋トレ

夜間頻尿や尿もれに関係するのは「骨盤底筋(こつばんていきん)」です。

体幹とともに鍛えるのがポイントです。

🔹骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

排尿を途中で止めるときに使う筋肉を意識 仰向けまたは椅子に座って、お尻の穴をきゅっと3秒締め→ゆっくり5秒ゆるめる 10回を1セット、1日3セットが目安

🔹腹式呼吸+体幹トレ

鼻からゆっくり吸ってお腹を膨らませ、口から吐きながらお腹をへこませる これにより骨盤底筋と横隔膜が連動して働く

🔹ウォーキング

下半身の血流改善は腎・膀胱の働きを助ける

⭐️画像の商品は安固丹といい、

  • 概要:桑螵蛸、牡蛎、サンシュユ、沙苑子、補骨脂、芡実、サンヤク、レンニク、サンソウニン、珊瑚などの生薬を配合した粒状の健康食品です。
  • 用途:漢方で「固渋剤」として、水分を保持する働きを助け、夜間の頻尿、尿もれ、おりもの過多などのトイレの悩みがある方に使われることがあります。
  • 詳しくはお近くのイスクラ商品取扱店でご相談ください

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