桑茶は思っている以上に知名度が高く、しかもその
大まかな効能までご存じの方が多いです。
桑の葉に含まれる成分は「1-デオキシノジリマイシン」。
食前に桑の葉を摂取しておくと、糖質分解酵素が
糖質と間違えてこの成分と結合し、この成分が
糖質分解酵素の働きを阻害。
後から入ってくる糖質が分解されずに小腸を通過し、
分解が阻害された糖質は小腸で吸収されずに食後の
血糖値上昇を抑制することになります。
したがって、桑茶を飲むタイミングとしてベストなのは『食前』。特に食前に桑茶を飲んでおくことで、後から入ってきた糖質の吸収を
穏やかにして血糖値の急上昇を穏やかに。
桑茶には、他にもカルシウムや鉄、食物繊維など
さまざまな栄養成分が含まれています。
⭐️抗酸化作用
また大量の活性酸素の発生は皮膚代謝を
滞らせて肌老化を招く、
癌細胞発生の原因、アルツハイマー、生活習慣病を
引き起こす原因物質など様々な影響が出てきます。
抗酸化作用があるアントシアニンやサポニンが豊富なので、
細胞活動で生じる活性酸素の働きを抑制し、
人体を錆びつかせない有効物質の1つとなっています。
赤血球のヘモグロビンの主成分は鉄分なので、
その鉄分が不足するとヘモグロビン生成が行われません。
すると、貧血状態に陥ってしまうため食生活の中で
桑の葉茶には目の疲労回復に働きかける
アントシアニンが含有されています。
植物には紫外線など有害な光から守る為に
アントシアニンを生成し、有害な光のダメージを
受けやすい目を守る効果があります。
目の網膜に存在する紫色の色素ロドプシンに作用し、
目の疲れ・かすみ・痛みを緩和させます。
アントシアニンには、
ロドプシンの再合成を促進してくれるので、
目の回復に高い効果を発揮します。
また毛細血管の保護・強化や
血行促進作用もあり、網膜の毛細血管に働きかけて、
疲れた目にしっかり栄養を運びます。
亜鉛は、新陳代謝、エネルギー代謝、免疫反応など、
色々と体内の働きを正常にサポートする役目を担っています。
また、糖代謝に必要なインスリンを生産する為にも必要な栄養素であり、血糖値を下げることにも役立ちます。
さらに、皮膚や粘膜の健康維持を助けるので、
免疫力アップや風邪予防にも効果を発揮します。
亜鉛を摂るなら
ネット販売は禁止されていますが、
ワタナベオイスターが断然おすすめです
腸内環境が整っていることは、健康状態維持には必要です。
腸には下痢の発生を抑制、便秘の改善を行うビフィズス菌。
多種多様で腸内環境を整える乳酸菌。
これらが整腸作用のある成分として知られていますが、
腸内環境改善には食物繊維は必須の栄養素です。
桑の葉には、食物繊維が豊富に含有されており、含有量はホウレンソウの約72倍、
ゴボウの約8倍、緑茶の約3倍と言われています。
食物繊維は、大腸に作用して善玉菌の繁殖を促進します。
食物繊維は便量を増やし腸内に蓄積された老廃物を体外排出する、
血糖値上昇やコレステロール吸収抑制効果があります。
もち麦もそうですよね!
健康や美容に効果があるイソフラボンは、
大豆に多く含有されている成分ですよね。
実は桑の葉茶にもイソフラボンが豊富に含有されており、
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを
するので、活性酸素抑制効果を持つ抗酸化作用が期待出来ます。
イソフラボンの代謝物質であるエクオールの商品が
大塚製薬のエクエルで有名です。
加齢の女性の悩みに更年期障害が挙げられますが、
更年期障害とは女性ホルモンのバランスが崩れて
生じる症状です。
イソフラボンには女性ホルモンの
働きに似た効果があるので、のぼせや火照りなどの
更年期障害症状を緩和すると言われています。
また、月経前症候群の症状緩和や生理不順改善効果もあり、
桑の葉茶には婦人科系の悩み解消にも期待出来ます。