胃腸が何よりも大事。
血流と体温が健康の要と信じてやまない
漢方薬師・タカユキ🐉です!
健康は日頃の食生活と思考と運動によって
決まると考えております
生涯地域のために貢献し続けるために
日々工夫していますが、なかなかまだまだです。
予防医療を心がけて早め早めの
提案をしていますが、実感がないと難しいですものね。
私は過去に神経内科様の門前で
在宅業務に数年携わらせてもらうことができました。
そこでみさしてもらったことが、
私の予防医療への気持ちの基礎ができたものと思います。
神経内科の病気というのは
パーキンソン病、認知症、脊髄小脳変性症、重症筋無力症、
高度機能障害などです。
本当に大変です。
本人も大変お辛いと思います。
そしてその家族も。
だからこそ、毎日日々の健康で生活できることを
感謝しながら生きる必要があると痛感し、
そのことを伝える必要があると思い、日々仕事を通じて
発信させてもらっています。
さて今日は葛根湯について少し
話をさせてください。
葛根湯が初めて記載された古典「傷寒論」に、
「太陽病、項背強ばること几几(きき)、汗無く
悪風(おふう)す るは葛根湯之を主(つかさど)る」
(太陽病項背強几几無汗悪風葛根湯主之)
『傷寒論』における太陽病とは、
かぜなどの発熱性疾患初期で、頭痛、項の強張り、
悪寒、 脈浮などの徴候がある状態を言い、この条文の
大意は「葛根湯は、太陽病の状態で、背中や肩のこりが
机の板のように硬く、汗が無く、また風に当たると
寒気がするなどの症状を呈するものに用いる」
とあります。
太陽病とは人体に悪影響を及ぼす邪気がまだ体の
浅いところにいて、病気の初期と言える状態。
葛根湯は体を温めて治す病気なので
寒気がして、肩や首にこわばりがあり、
汗をかいていない初期に適しています。
なので、喉が痛い、汗をかいているという場合は
違う処方となります。
体を温めて病気を治すと言いました。
なので、飲む時もお湯で飲むか、お湯に溶かして飲むのが
いいです。
ちなみにツムラさんのは溶けきりません。
ですが、溶ける分だけで構いません。
なおいいのが生姜湯など発汗作用があるものです。
また漢方は食前がいいと思い込んでいる方も
多いですが、鼻炎や咳症状が強いなら食後もありです。
それは「麻黄」のためです。
この成分は血圧も上昇させます。
短期間の服用であれば問題ありませんが
1週間を超えて継続服用を考えるときは
血圧上昇の可能性も十分ありますのでご注意ください。