胃腸が何よりも大事。
血流と体温が健康の要と信じてやまない漢方薬師・タカユキ🐉です!
健康は日頃の食生活と思考と運動によって決まると考えております
三寒四温とはよく言われたもので、
暖かくなったかと思えば、また寒くなる日が続きます
昔からの口伝中の真実の重みはもっと広がるべきだと思います。
さて、今日は「津液」と関係の深い臓の話を少しだけ
させていただきます。
3つの臓が関係しています
「肺」「脾」「腎」
です。
まず
「肺」
脾によって作られた津液を体内に運ぶ「通調水道」と呼ばれる働きを
司っています。
この肺の働きが衰えると、肺に水分が溜まった状態になり、「痰」が
生じます。
そしてそのまま悪化すると
慢性気管支炎や喘息、肺気腫などの病気が起こりやすくなります。
肺に水分が溜まりやすく、透明で淡い色の痰が出る慢性的な気管支炎には
「平喘顆粒」がお勧めです
次に
「脾」
は食べ物を消化、吸収し、栄養分を肺に運ぶ「運化作用」と
呼ばれる働きをしています。
もともと胃腸などの消化器系が弱い体質の人や暴飲暴食などの
不規則な食生活などで、消化吸収の機能が低下すると
食欲不振や嘔吐、下痢、貧血、むくみ、潰瘍などの症状が起きやすくなります
「脾」の機能が低下している人には、消化吸収の力を強め、
水分を巡らせる働きを助けてくれる
「香砂六君子湯」や「補中益気湯」などがお勧めです。
またイスクラの「健胃顆粒」もお勧めです
余談ですが、
脾が弱いという方は、
・食欲がない
・お腹が空いたという感覚が少ない
・便が緩い
・痩せ気味、細身
ということが多いです。
私自身、脾虚気味で、若い時にいくら筋トレしても筋肉が発達しにくい
過去があります。
というのも筋肉は脾に関連しています。
脾が強くなければ上質な筋肉はつかないのです。
そのため、いくらタンパク質をとっても、筋トレしてもなかなか
筋肉が育たないのです。
ではどうすればいいか。
ゆっくりしっかりよく噛んで食べるのです。脾の負担を減らすのです。
なるべく野菜や果物を多く取り、赤みのタンパク質を取るのです。
牛乳もいいでしょうが、冷たいものは脾の弱い人には
向きません。脾は冷やされるのが大嫌いです。
また西洋学的にも、脾が冷えると酵素が働きません。
結局吸収されないのです。
あとは豆類です。遺伝的に合うものを取るほうがいいかと思われます。
日本人は本来牛肉は必要ありません。
今日はここまでにさせていただきます。
今日もお読みくださり、本当にありがとうございますm(_ _)m