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中医研究会 定例会

胃腸が何より大事!

血流と体温が健康の要と信じて止まない漢方薬師 タカユキ! です

段々、朝焼けが遅くなってきて、起床時間がまだ真っ暗になってきました。

昨日は、研究会の定例会で、難波へ。

いろんな諸先輩方と一緒に勉強。

先輩方は余裕な様子で聴いているが、私は所々、理解が及ばないところも。。

今回の定例会は

高知の先生を招いての勉強会でした。

主に皮膚の痒みに関しての対応です。

皮膚なので、一般的に言えば、五行から考えるの「肺」の管轄です。

ですので、まず生活習慣の改善が皮膚病は大前提ですが

その次にいろんな状況、いろんな症状で対応は変わりますが、

いずれにせよ、大腸つまり便通がよくないのであれば、腸内細菌環境の改善も

並行します。

それはなぜかというと、肺は大腸も支配するからです。

また腸は腸脳相関と言って脳とも関係します。

鬱やADHDなどが、腸内環境にも影響される場合も多いと言われています。

そんな中、今回の勉強会では

皮膚の痒みの本質は「腎」にあるという話でした。フムフム。

痒みを改善するには、まず熱のコントロールが大事。

しかし現代の人は様々な理由で新陳代謝が低下し、不要な熱が残る可能性がある。

また熱を下げるには水の巡りが重要。

水の吸収から体全体への分布は「脾」「肺」「腎」が関与する。

それぞれが適切に稼働していないと、またこれが原因となります。

それらに加えて、ほぼ同じように生活していて、同じようなものを食べているのに

痒みが出る人と出ない人がいる。

それは炎症を抑制する許容量の差ということです。

許容量が小さいと皮膚の痒い、アトピーなどが出安くなります。

それに対して許容量が大きい人はそういう症状は出ないです。

しかし許容量が大きいが故に代謝が下がってくる年になると生活習慣病になる

可能性が高いそうです。(実際の話)

その抑制力を高めるのに必要なのが「腎」の力だそうです。

抑制力の弱さ ▶️  先天不足と後天失調(虚労)

故に対応は

▶️  補腎精・補腎陰 + 助陽気化

注;虚労・・虚損労傷の略称。五臓の諸虚不足によって生じる多種の病証の概括。
先天不足・後天失調・養生失調などで正気が損傷を受けて回復せず、さまざまな

虚弱な症候がみられるものを、すべて虚労

今日はここまで。

次回はまた明日。

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