現在のなかなか治らない体の不調の原因は胃腸の弱りからくることが多いそうです。
胃腸の弱りのことを漢方では脾虚(ひきょ)といいます。
現代の方の脾虚になる大きな原因は、体温以下の飲食物の摂取です。
脾虚になると免疫力やエネルギーも低下します。疲れやすくもなります。それだけ重要なポジションなのです。
体の不調のある方は、夏でも暖かいものをとるように心がけましょう。
漢方では胃腸の弱りを脾虚(ひきょ)といいます。
1 食欲がない、美味しくたべれない
2 食後膨満感 、食後眠くなる
3 軟便(生理の時に柔らかい便になるのもそうです)
上記3つのうち2つがあったら脾虚と言われてます。
食べ物から胃腸の働きによって栄養物は吸収され体の中に循環して、体の体調を整えます。
つまり、脾虚になって、栄養物の吸収と循環が悪いと体に栄養素が十分にまわらなくなって体調が悪くなったり、免疫力が低下したりします。
食べ物を分解吸収するためには消化酵素が必要です。
消化酵素は36度から40度で働きます。
消化酵素は20度以下では働かなくなります。
冷たいものをとると口の中では、消化酵素であるアミラーゼが働きにくくなります。
冷たいものをそのまま胃にいれると胃の温度も下がって、胃の消化酵素が働きにくくなります。
アイスなど体を冷やすものをたくさん食べる、胃の温度を大きくさげるので、小腸の温度も下がって小腸の消化酵素も働きんくくなります。
今はペットボトルを購入して、飲む生活が一般的です。
ペットボトルをあけるとそれを冷蔵庫に入れます。
それを冷蔵庫から出して、あたためて飲む人はいないので、必然的に冷たいものだけをとるようになります。
冷たいものの定義は、体温より低いことです。
温度と時間と噛む回数が大切です。
冷たいもの飲んだり食べたりするならその後にちょっとでもいいから暖かいお湯を飲むといいです。
ねるときには胃に内容物があると消化が悪くなります。
寝る前に空腹にしておかないと睡眠の質も低下します。
食べ物にもよるが食後3時間後に寝たほうがいいです。
消化するのに最低2時間はかかります。
脂っこいものなどは3時間くらいかかります。
噛む回数が少ないと消化が悪くなります。一口20回はかみましょう。最初の5口だけでも20回噛むと違います。丸呑みしてませんか?